転職エージェントで応募していないのに落とすってあるの?
エージェントを利用していると、ふとこんな疑問が頭をよぎることがあります。
「応募していないのに、落とされているのではないか?」
「応募手続きをしますと言って、実は応募されていないのではないか?」
「企業に書類を送付せずに落としているのではないか?」
これは、書類選考の結果がいつもよりも遅い、不採用の理由が腑に落ちない、応募に対して積極的に取り合ってくれなかった。
こんな時に疑ってしまう人が多いようですね。
この件について、検証しみたいと思います。
エージェントの特性を考えると可能性はゼロではない!
転職エージェントは営利ビジネスであり、利益無くして成り立ちません。
また、転職希望者を支援して転職先を決定することだけでなく、企業の求めるスペックを満たした人物を探し、企業の採用を実現することも目的としています。
つまり、「転職希望者側にだけ立っているわけではない」ということです。
営利ビジネスですから、コンサルタントは売上を立てなくてはなりません。
だから、転職希望者には「内定を獲得できるであろう企業」のみを紹介することになります。
そして、コンサルタントは一人辺り何十人、何百人を担当しています。
これが転職エージェントであり、誰もが理解している部分かと思います。
このことから、以下3つのことが推測できます。
- 転職希望者の高望みに付き合っている余裕も暇もないということ
- 内定獲得が極めて難しい挑戦を支援している時間はないということ
- 企業が求めるスペックを有していない人物を推薦できないこと
これらを考慮して考えると、可能性は決してゼロではないと言えそうです。
例えば、あなたが公開求人の中から「この企業に応募したい!」などとなった場合です。
そこであなたが企業の求める条件を満たしていなければ、十分に起こり得ます。
転職エージェントの立場を考えると、「あなたでは絶対に無理です!」とは言えません。
そして、企業の求める条件を満たしていないので、企業にも推薦できません。
じゃ、そんな時はどうするか?
応募しておきます!と言って応募せず、適当な不採用理由を転職者に返すわけです。
私は内部の人間でないので真実は分かりません。
でも、普通に考えるとこういったことが行われていても不思議ではないです。
だから、応募すると言って、実は応募していない・・・。
この可能性は存分にある!と認識しておくのが正解ではないでしょうか。
これに腹を立てても仕方がない!
転職希望者からすると許せない部分かと思いますが、これは仕方がありません。
たって、仮にこの企業に応募しても不採用となるんですから!
不採用になるのが分かっているのに応募するって、ただの時間の無駄ですよね。
結果、誰も幸せになりません。
転職希望者 〜 不採用となるので時間の無駄。
エージェント 〜 不採用となるので売上が立たず、企業からも怒られる。
企業 〜 求める条件を満たしていない人物を紹介されるという無駄が発生する。
仮に、応募意思を伝えた求人が、充分に内定を獲得できる可能性があるとしたら!
転職エージェントは快く応募してくれますし、最大限の支援をしてくれるはずです。
なんたって、エージェントの最大の目的である「売上」に極めて近いわけですから!
これが転職エージェントです。
利用するのならば、この事実をしっかりと認識しておきましょう。
こんな無駄を防ぐ為の対策
公開求人など、紹介された求人以外の応募を考える時に使える方法です。
応募の意思を伝え、「反応が良くない」と感じた時にも使えます。
はっきりと可能性を聞く!
これが最も手っ取り早く確実です。
「この求人に応募したいのですが、可能性はありますか?」
「無駄な時間を消費したくないので、はっきりと言ってもらって結構です!」
それでもコンサルタントは「はい、絶対に無理です」とは言えません。
立場上言えないってのもありますし、応募すれば可能性が0%とは限らないからです。
でも、「そうですね、難しいかもしれません」程度なら言ってくれます。
これだけでも十分に判断できますよね。
転職エージェントはこんな風に割り切って使うのが賢い使い方です!