転職エージェントの推薦状で選考が有利になるの？
転職エージェント経由で応募すると、推薦状が企業に送られるのが一般的です。
- 推薦状があることで通常の応募よりも有利なの？
- 求職者にとってどんな利点があるの？
ここは気になる部分ですよね。
転職エージェントの「推薦状」について考えてみたいと思います。
推薦状は選考に影響を与える！？
ここは先に結論をお伝えします。
推薦状が選考を有利にすることはない！
推薦状の効果を期待していた人は残念かもしれませんが、これが現実です。
企業側は推薦状に「応募者はこんな人柄で、こんなスキル・強みを持ち、御社の求める人物像に近いです」と書かれてあったとしても、参考情報程度に受け取るだけです。
結局は、実際に面接で「自社の求める経験・スキルを有しているのか」「自社の求める人物像なのか」「自社に利益をもたらしてくれるのか」を見極めて合否を決定します。
それ故に、推薦状の有無は選考に関係がないんですね。
推薦状で有利になることはないがマイナスではない！
推薦状が選考を有利にすることはありませんが、マイナスになることもありません。
基本的に推薦状にはプラスのことが書かれている訳ですが、企業が面接の感触として推薦状の内容と同じだと感じた場合、「この人は本当にそうなんだ！」という後押しをしてくれる書面にはなり得ます。
また、書類選考が実施される企業であれば、あなたが書類で伝えきれなかった部分をフォローしてくれることも。そんな時は、推薦状が選考突破に一役かってくれることも無きにしも非ずです。
つまり、あなたにとってマイナスではないということ。
推薦状はエージェントが企業にあなたを説明する書面でもある！
転職エージェントが扱う求人は「企業からの依頼」で成り立っています。
たとえば、「〇〇の経験やスキルを持っている人がいたら紹介して下さい」といったものです。そのため、誰でも適当に紹介できるわけではなく、推薦する理由（応募を許可した理由）が必要になります。
つまり、推薦状がその役割を果たしているわけです。
企業側「〇〇の経験・スキルを有する人がいたら紹介して下さい！」
こんな依頼でエージェントに求人を出しています。
エージェント「この人物は御社がお探しの人物像にマッチした人材です！」
これを推薦状で企業に伝えているんですね。
こんな役割も担っているのが推薦状です。
推薦状よりも転職支援が選考を有利にする！
転職エージェントの「推薦状」の実態は理解いただけたでしょうか。
推薦状にエージェントの利用を推進するほどの価値はないんですね。
むしろ、あなたの選考を有利にしてくれるのは転職支援（深い企業情報、応募書類の添削、応募企業に則した面接対策）です。
エージェントを利用する際はここに期待しましょう。