転職が成功する人は自分の強みが活かせることを重視し、失敗する人は会社の知名度や規模を重視する!
転職先を選ぶ際、「知名度」「ブランド」「企業規模」にこだわる人がいます。
たとえば、BtoCで一般消費者を相手にしていてチェーン展開している有名な会社、スポーツ大会の公式スポンサーとなるような大企業です。
CMなど宣伝面での露出も多いのでメジャー感もありますし、聞こえもいいからでしょう。
毎年マスコミで発表される、大学生の「就職人気ランキング」に登場するような会社、グローバル展開している外資系企業も一種のブランドとして人気が高いですね。
有名企業、憧れの企業、入りたかった企業で働きたい!
この気持ちが発生するのは人情としては理解できます。
ただ、いったん社会人になった以上、学生が自分の偏差値から進学先を選ぶような感覚で転職に臨むと必ず失敗します。また、転職は会社に入ることがゴールではなく、入った会社でどんな風に働いていくかが重要です。
- 有名企業で自分の不得意なこと、苦手な事、やりたくない事を嫌々やって、実績も挙げられず給料が平行線をだどる未来!
- 無名企業でも自分の強みを活かせる仕事で実績を残し、昇給も順調に果たして充実して働いている未来!
あなたはどちらの未来を手に入れたいですか?
転職するのに「〇〇会社に入りたい」をゴールに設定してはいけません。
転職して会社に入ることは、今後も長く続いていく社会人生活の新たなスタートに過ぎません。
実は「知名度」「ブランド」「企業規模」なんてのは誰も注目していない!
はっきり言います。
実は「あなたがどんな企業で働いているのか」なんてのは誰も気にしていません。
逆に、どれくらいの給料を貰っているのか、どんな気持ちで働いているかは気にしています。
高い給料を貰っている!
自分にあった仕事をして充実した気持ちで働いている!
人はこれをうらやましいと感じます。
「知名度」「ブランド」「希望規模」なんてのが注目を浴びるのは新卒採用時だけ!
ある程度社会人として年数を重ねるとそんなことは誰も気にしません。
若い時分は「知名度」「ブランド」「希望規模」などに目が行きがちです。
でも、将来的にそんなことはどうでも良いことだと必ず気が付きます。
今から何年後かに学生時代の友人に会ったとしましょう!
- 有名企業でうだつの上がらない社会人生活を送っている友人
- 無名企業でも高い給料を手にしてイキイキと充実して働いている友人
あなたはどちらをうらやましいと感じますか?
あなたはどちらになりたいですか?
実は「知名度」「ブランド」「企業規模」なんてのは魅力ではありません。
だから、会社を選ぶ基準に設定することだけは避けましょう!
転職市場の現実を知っておこう!
転職市場における一つの事実を知っておいて欲しいと思います。
知名度の高い企業、人気企業、大企業は転職市場に登場しないことが多いということ。
何故なら、離職率が低く、新卒採用を大量に行っているので中途採用の必要がないからです。
つまり、求人がないのでそもそも実現するのが困難だということです。
また、転職では新卒採用時と違って、「これまでの経験から何ができ、どう会社に貢献できるのか」がシビアに問われます。どんなに強く働きたいと願ったとしても志望動機としては通用せず、会社の求める基準に達していなければ採用されることもありません。
つまり、これらの会社に入社するには、とてつもない倍率を勝ち抜けるだけの実力を兼ね備えている必要があるということです。
大切なのは自分の強みを理解し、それを活かせる企業を探すこと!
転職活動に臨むにあたっては、会社に期待することだけでなく、「自分の強みは何なのか」「強みを活かしてどう貢献できるのか」「どんな企業がこの強みを求めているのか」をしっかりと考えておくことが大切です。
これは転職エージェントを利用するにあたっても通用する考え方です。
これがしっかりとできている転職希望者は価値が上がるので優先度が高まります!
- どんな求人が紹介してもらえるのか
- どれくらいの給料を提示してくれるのか
- 福利厚生は整っているのか
- 入社後、どんな教育をしてくれるのか
- ストックオプションはつくのか
転職エージェントの利用者には、このような「企業からしてもらことを期待するだけの他力本願な人」が結構いらっしゃいます。
もちろん、各種条件は転職先選びで重要なことではあります。
ただ、それを引き出すのは自分自身だということも理解しておく必要があります。
自分自身の「強み」をしっかりとプレゼンテーションする!
その結果、企業に好条件でも採用したいと思わせる!
良い条件を獲得するには売り込みが必要不可欠です。
たとえば、「自分が入社すれば、今よりも売り上げが向上します!」「この部分のコストカットができます!」など、あなたを採用するメリットを相手につたえなければなりません。
「あなたの強み = あなたを採用するメリット」
企業からすると人件費は一種の投資であり、「仕事のできない人の給料は下げたいけれど、仕事ができる人であれば、それなりの給料を出す」というのが本音です。つまり、給料に見合うだけの働きが見込めると思えば、条件面も自然と良くなるということです。
転職が成功する人はこんな人です。
企業側の視点に沿って適切に自分の価値(強み)をアピールできる人!
自分の価値(強み)を正しく理解し、それが活かせる会社を探す人!
今一度、自分の強みについて考えてみてはいかがでしょうか。