転職エージェントを使い分ける「基準」を知ろう!
転職エージェントには「2つの型」が存在します。
- デパート型(片面型)
- ブティック型(両面型)
転職希望者に求人を紹介し、内定獲得へ向けて支援してくれるのは同じなんですが、
支援の特徴に大きな違いがあります。
だからこそ、自分に合ったエージェントを選択して使い分けることが重要になります。
転職エージェントの「型」については「転職エージェントの種類には2つの「型」が存在する!」にて詳しく解説しています。
転職エージェントを使い分ける基準とは?
実は、企業側も「2つの型」を使い分けしています。
例えば、大量に若手を採用したい時は「デパート型」のエージェントに依頼を出します。
「とにかく大量の営業経験者が必要なので探して欲しい。50人に会って、10人採用したい!」といった場合です。
逆に、ピンポイントで欲しい人材が決まっている場合は「ブティック型」を使います。
デパート型に比べて、年収の高い求人が多く、成功報酬も少し高めに設定されています。(デパート型だと想定年収の30%程度ですが、ブティック型は35%くらいが相場)
この企業の動きから使い分けの基準を定めることができます。
「今の仕事は面白くないから、他の仕事をしてみたい」「様々な可能性を探ってみたい」「未経験職に挑戦したい」という場合は「デパート型」を使う!
デパート型は多種多様の求人を数多く抱えているので、
適正がありそうなものを業種や職種で限定することなく全部出してくれるからです。
転職してやりたいことが具体的にきまっているのであれば「ブティック型」を使う!
ブティック型は、医療系専門、経理専門、人事専門、アパレル販売専門というように、
特定の業種や職種に特化していることが多いからです。
これが一つの使い分けの基準になります。
転職エージェントも多様化している!?
転職エージェント各社も企業の希望を叶えるために多様化しているのが実状です。
例えば、デパート型には大手有名エージェント各社が分類されます。
- リクルートエージェント
- インテリジェンス(DODA)
- パソナキャリア
- マイナビ
- エンジャパン
これら大手各社は、会社内に「〇〇業界専門のキャリアアドバイザー」を配置して専門性を高めたり、マイナビのように「IT専門エージェント」「20代専門エージェント」などを配し、ブティック型に近いサービスも展開しています。
これが今の転職市場の実状ですから、「必ずしも使い分けが必要なわけではない」という側面があることも知っておいて下さい。迷った時は、自分の感性や知名度で選んでもOKですし、いくつかのエージェントを併用することで対応しましょう。