転職エージェントの「本音」を知らずして使うべからず!
転職エージェントは一体全体どんな存在なんでしょうか?
利用するにあたってこの点はしっかりと解決しておきたいですよね。
ここでは、そんな転職エージェントの”本音”に迫ってみたいと思います。
転職エージェントは”転職屋”である!
エージェントサービスは利益無くして成り立たない営利ビジネスです。
あなたの転職を手助けするだけのボランティア集団ではないので、明確に転職の意思がない場合は「登録お断りの冷やかし勘弁」が本音の世界です。
もちろん、これは転職者側からすると関係の無い部分ですから、転職の意思が曖昧でも「可能性を探りたい」「話を聞いてみたい」という感覚で利用するのは問題ありません。
ただ、初回の面談が終了して「転職しない方が良い」「利用する気になれない」という判断を下したなら、その旨を担当者に伝えてあげるのが丁寧です。
転職エージェントからすると、冷やかしの転職活動をサポートするほど虚しい仕事はありません。本気の人に、本気で寄り添ってサポートをする!これが転職エージェントの存在意義です。
転職エージェントは「本気で転職したい!」と思った時に使うと、担当者と利害関係が一致するものであると認識しておきましょう。
転職エージェントは登録者に優先順位を付けている!
エージェント(キャリアコンサルタント)は多数の求職者を同時に担当しています。
- デパート型エージェント ⇒ 100人前後
- ブティック型エージェント ⇒ 30人前後
これだけの人を同時に担当していますから、全員同じウェイトで相手にすることは不可能です。その為、優先順位を付けて対応しているのが普通です。
- この10人は売上に繋がる可能性が高いので、優先的に対応しよう!
- この30人は売上に繋がる可能性が中程度なので、ほどほどに対応しよう!
- この60人は売上に繋がる可能性が低いので、放置されていると思われない程度でいいや!
こんな風にセグメントして対応しているのが普通です。
最優先で対応される人はこんな人!
- 転職意欲の高い人
- 能力・スキルが高い人
- 高望みせず、しっかりと自分が見えている人
- 社会人としてのビジネスマナーがなっている人
- 離職して活動している人
要は、「内定獲得の可能性が高い人」「内定を獲得したら入社する確率が高い人」です。もっと分かり易く言うと「お金(売上)に繋がる可能性が高い人」となります。
転職エージェントも営利企業に勤務する一社員に過ぎません。
当然、数字(ノルマ)を課せられています。
だから、ある程度は数字を追い求めた行動が出てしまうものです。
社会で働いた経験があるあなたなら理解できますよね!?
これを知った上で賢く利用しましょう!
転職エージェントは転職者だけの味方ではない!
エージェントは「転職者」と「企業」、両者の目的を実現させるのが使命です。
<求職者の目的>
希望の転職を実現したい(転職先を決定したい)
<企業の目的>
当社の求める経験・スキルを有した人物を採用したい
これはしっかりと理解しておく必要があります。
決して転職者側だけに立っているわけではないということ。
エージェントが取り扱う求人は、企業からの「〇〇の経験やスキルを持つ人がいたら紹介して欲しい!」という依頼で成り立っています。つまり、あなたがどんなに強く望もうが、「企業の求める条件を満たしていなければ紹介できない」という現実があるんですね。
だから、以下のようなことが起こる可能性はゼロではりません。
- 公開求人の応募を依頼したが、積極的に取り合ってくれなかった
- ある企業への応募には積極的に支援してくれなかった
- 応募するといっていたが、実際に応募しているのか疑わしい
エージェントの特性を考えれば十分に考えられることです。
これに関しては「転職エージェントで応募していないのに落とすってあるの?」にて詳しく解説しています。興味のある方は合わせてご覧下さい。
- 基本的には紹介された求人の中から応募を検討する!
- エージェントでは高望みは通用しない!
- どんな求人が紹介されるかはあなたの能力(経験・スキル)次第!
- 可能性のある求人への応募には最大限のサポートが貰える!
これが転職エージェントです。
この本音の部分をしっかりと理解した上で賢く利用しましょう!
賢く利用すれば、あなたの転職にマイナスになることはありません。